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Yahooしごと検索、求人ボックス、Googleしごと検索…台頭する「ポストIndeed」。一番手は?
「世界一の求人検索エンジン」Indeedが猛威を振るう中、
競合サービスも多種多様になってきました。
今回は、Indeedのレッドオーシャン化に伴う
「ポストIndeed」の選択肢を考えます。

【1】日本代表?「求人ボックス」特徴と効果

ユーザー数
求人ボックスのユーザー数は、
月間311万人(2019.10 SimilarWeb調べ)。
2018年の春はほんの100万人でしたから、
まさに急成長を遂げている求人検索エンジンと言えます。
主婦や在宅、年代キーワードが多い
求人ボックスの人気検索キーワードには、
「主婦」や「在宅」、「40代」といったものが多いです。
(https://corporate.kakaku.com/press/release/20190306より)
また、2019/11/11現在では
「50代」や「65歳以上」なども。
主婦・シニア採用に強みを発揮するかも知れません。

「食べログ」と似たUI。日本人好み?

特徴的なのはそのUI。
indeedライクな構造?と思わせて、
実は「太字が少ない」「半角スラッシュを全角に変換している」
「日本語にフィットした、正方形の検索ボックス」など
地味に見えますが、随所に「国産」のこだわりが感じられ、
スタイリッシュに映るように工夫がされています。
色使いも、白、グレー、オレンジ、緑は、食べログと似たカラーリング。
食べログは、ほとんどテレビCMを打たず、
SEO技術で1億のユーザーを確保するまでになったサイトです。
こちらの面でも、非常に期待感が強いサイトですね。
有料広告掲載は?
求人ボックスの広告の基本的な特性は、以下のとおりです。
・有料広告掲載、無料広告掲載、どちらも可能
・クローリング、データフィード、直接投稿いずれも可能
・有料広告はプランによってクリック単価が異なるが、
100円/1クリックを上回る設定はできない
基本的な仕組みはindeedと同様で、有料プランを申し込むと
広告の掲載順位が上がります。
クリック単価には制限がありますので、
即効的に多くの募集を集めるのには少し足りないかも知れません。
デメリット-クローリングは掲載までに時間がかかります。
現在処理が混み合っており、クローリングから掲載までには
かなりの時間がかかるようです。
1ヶ月程度、という例もあり、このあたりは注意が必要です。
その他
サービス業系の企業様で、indeedの応募単価の1/3になった
事例があります。
まだまだ「職種による」印象はありますが、
使って見る価値はあるのかも知れません。
【2】Yahoo!とLINEの経営統合でどうなる?
「スタンバイ」・「Yahoo!しごと検索」特徴と効果

ユーザー数
スタンバイのユーザー数は、月間228万人。
Yahoo!しごと検索のユーザー数は
月間110万人(いずれも2019.10 SimilarWeb調べ)。
合計338万人です。
Yahoo!しごと検索に連携が可能
スタンバイの一番の特徴は、
Yahoo!しごと検索に連携が可能なことです。
スタンバイに掲載された求人は、
Yahoo!しごと検索にも掲載されます。

有料広告掲載は?
求人ボックスの広告の基本的な特性は、以下のとおりです。
・有料広告掲載、無料広告掲載、どちらも可能
・クローリング、データフィード、直接投稿いずれも可能
・有料広告のクリック単価は20円~
こちらは、他の検索エンジンと比べ、大差はありません。
特集ページがある

スタンバイ・Yahooしごと検索ともに、
・自然に囲まれた都会の暮らし「熊本市 移住・仕事特集」
https://job.yahoo.co.jp/contents/local/kumamotocity/
・地域プロデューサーの求人特集
https://jp.stanby.com/feature/producer
など、独自の特集コンテンツを持っています。
ほかの求人検索エンジンとは異なり、
少し求人の雰囲気を詳しく知りたい方にはおすすめかも知れません。
Yahooの事業体再整理はあるか
ちょうど記事を書いている本日、LINEとYahoo!Japanの合併、
共同出資会社の設立が報じられました。
出典:https://jp.techcrunch.com/2019/11/14/2019-11-14-yahoo-japan-and-line-are-reportedly-going-to-merge/
最近ではZOZOTOWNを買収し、プラットフォーム統合の動きが見られるYahoo!。
LINEも、求人カテゴリーでは「LINEバイト」を擁しています。
お互いどんな棲み分けで、どんな協業をしていくのか、今後注目です。
【3】「Careerjet」特徴と効果

ユーザー数
Careerjetのユーザー数は、65万人(2019.10 SimilarWeb調べ)。
求人検索エンジンでは古参ですが、ユーザー数は少ないほうです。
有料広告掲載は?
求人ボックスの広告の基本的な特性は、以下のとおりです。
・有料広告掲載のみが可能可能
・クローリング、データフィード、直接投稿いずれも可能
・有料広告のクリック単価は10円~
無料掲載はなく、有料掲載のみの掲載となります。
ユーザーも少なく、掲載社数も少ないダークホース
見ての通り、求人検索エンジンの中ではユーザー数が少ないです。
その代わり掲載社数も少なく、その点で職種やエリアによっては
効果が出るかも知れません。
【4】Googleしごと検索は?

Googleしごと検索は、サイトではなくGoogleのいち機能
今年前半に「Googleの求人検索エンジンがついに上陸!」
というニュースが報じられ、
大きく業界で取り上げられました。
ただし、Googleしごと検索は、それ自体がサイトとしての機能を持つものではなく、
Googleの検索結果の豪華表示版(リッチリザルト)でしかありません。
よく、「目黒 居酒屋」と検索すると、
居酒屋のマップが表示されますが、あれの求人版が「Googleしごと検索」です。
掲載するには専用の構造化データが必要
ただ求人ホームページを作るだけでは、Googleしごと検索には対応しません。
「構造化データ」と言われるデータを、HTMLファイルに書き込む必要があります。
※弊社でも1P5万円で対応を行っています
(詳しくはこちら)
求人ホームページやATSを購入の際も、indeedのみならずGoogleしごと検索対応のものを
購入するようにしましょう。
厳格な掲載基準…indeedとの両立に注意!
ちなみに…ご存じの方も多いと思うのですが、
indeedの見出しで、「高時給」や「未経験OK」など、
職種とは全く関係のない言葉を掲載する裏ワザがあります。
それをそのまま適用してしまうと、
Googleしごと検索にはペナルティが適用され、
掲載されない場合があります。
さすが世界一の検索エンジン、Googleの掲載基準は
indeedの何倍も厳格ですので、十分に注意をして運用をしていきましょう。
【5】まとめ
そうは言っても「求人検索エンジン」といえば、圧倒的にindeed。
ただ、首都圏や一部職種でレッドオーシャン化が激しく、
費用対効果が著しく悪化しているケースも見受けられます。
その際の一番手をどれにするかという議論です。
筆者個人の見解では、「国産」の求人ボックスが伸びるのでは、
と踏んでいますが、
まだまだ予断を許さない、2番手争いではないでしょうか。
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