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統合の名人・Microsoftが送る「Viva」。コロナ禍の従業員満足度の変容をすべて飲み込むか?

Microsoftが2月4日、新サービス「Microsoft Viva」の開発を発表しました。
コロナで重み増す「従業員満足度」 Microsoftがサービス
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN0463B0U1A200C2000000/
MicrosoftのCEO/サティア・ナデラ氏は、紹介動画でこう語っています。
「われわれは(コロナ禍により)世界最大規模のリモートワーク実験に参加している。(中略)世界が回復しても、後戻りはできない。いつ、どこで、どのように仕事をするかという柔軟性が鍵になる」
各機能の概要はこれです。

●Viva Connections(社内SNS、社内情報データベース)
この機能はいわば社内データベース。Teams人事ポリシーや福利厚生、社内ニュースなど組織が提供する従業員向けの情報にアクセスしたり、従業員同士が情報交換を行なうコミュニティに参加したりできます。
●Viva Insights(個人・組織の課題分析)
課題分析と解決策の提示を行います。個々人にパーソナライズされた機能が提供され、蓄積されたデータを基に、よりよい自己マネジメント、組織マネジメントのためにはどんな行動が求められるか?の解決策を提供してくれるソフトです。
”Viva Insightsはたとえば管理職が、チームが(個々のチームメンバーではなく)燃え尽き症候群の危機に瀕していないかといったことに関する洞察を得て、通知をオフにしたり日々の優先順位を設定したりするように促そうとするものだ”
●Viva Learning(eラーニング)
いわゆるeラーニングツールです。これまでにMicrosoftから、Teams向けツールとして出たオンライン学習ツールの集合体となっており、ユーザーは動画やスライドなどで、研修を受けられるようになるものと思われます。相当規模の学習プログラムが誕生すると予測されます。
●Viva Topics(社内ナレッジ共有)
「プロジェクト」、「製品」、「プロセス」、「顧客」についての社内ナレッジ共有データベースです。社内のナレッジがデータベースに蓄積され、ユーザーが自由にアクセスできるようになると予想されます。
これらのソフト群が変えようとしている従業員体験の姿は、以下の表になります。

この中で、Viva Insightsは少し特殊かもしれませんが、
他は、個別にみると特段新しいものではありません。
既存のツールで十分に実現しうるものです。
ただ、Microsoftの強さは「統合力」。
時代の変化に応じて出現した様々なツールを一手に統合し、Windowsという圧倒的シェアのプラットフォーム力を土台に、世界を一気に塗り替えるのがMicrosoftのやり方です。
実際、弊社でもZoomほか様々なオンライン通話ツールが使われていましたが、社内で統一しようとすると、Microsoft Teamsになりました。Officeユーザーにとっては、一手にまとまっていた方が使いやすいですし、会社としても稟議を回しやすいですからね。
まさにお家芸、ランチェスター戦略における強者の戦略と言えます。
この動きは、そうした「統合の名人」がコロナ禍における従業員満足の変容の不可逆性をしっかりと捉え、その腰を上げて動き出したことを意味します。冒頭に戻りますが「世界が回復しても、後戻りはできない」のです。
実際、人事・採用の現場でも「採用広告」や「採用集客」に課題感を持っていた企業さまの課題感が、この1年で途端に「定着」「研修」「従業員サーベイ」に変わってきています。そして、多くの場合はリモートワーク対応。
マーケットの流れとしても、抑えきれないものと言えそうです。
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