採用マーケティングのRICTEC
採用動画を制作する際の素材の撮り方
更新日:2019年10月3日

前回の記事の続きです。 今回は、動画素材の撮り方についてお話をします。
前回は、「お話の流れを決める」ところ までいきましたが、今回は、お金がどこで多くかかっていくのか?ですとか、どれくらい素材撮りをすればいいかという話をしていきます。
前回こういうタイムラインの図を出しましたが、どのシーンでどういった絵を撮るのかというのをお話を紡いでいくときにシーン・コマ割りをしていきますので、その脚本的なところの制作や撮影進行表の制作だとかそういうのに時間がかかるので、ここの一切合切の費用とかを頂く事があります。
その後、コマ割りをしたら、そのコマに対して、どんな素材を撮るかというのを決めていきます。 例えば、最初のシーンをシーン1とした場合、
シーン1 カット1(絵A) シーン1 カット2(絵B) シーン1 カット3(絵C)
というように、シーンに対していくつカットを撮ってシーケンスにしていくかという事を考えて撮影をしていく事になります。
※業界用語は、こちらを参照ください。
じゃあ、これらをどうやって撮るか?ここから費用の違いが出てきます。計算的には、
撮影費用=誰が撮るか×何で撮るか×撮影時間+諸経費
こうなっていきます。
誰が撮るか ですが、
自分で撮る!なら、費用はかからないでしょう。撮影技術に自信があるならこれでいいと思います。自信がないなら、ちゃんとできる人に撮影と頼みましょう。 何で撮るか?ですが、手持ちのiPhoneとかご家庭用のカメラとかで撮るならお安く撮れます。最近だと、割といい映像が撮れるので、これでもいいや!な方も多く出てきます。
ですが、やはり画質が粗かったりするのも事実あるので、プロ用の専用機で撮る方がいいです。録音などもする場合は、やはりそれなりの機材を使ったほうがいいです。
あとは人件費的なところで、何時間拘束になるかとか、アシスタントやモデルやその他機材や消え物など必要になる場合は諸経費として加算されていきます。 技術でカバーできる部分もあるのでなんともいえないですが、撮影費用に関してざっくり言うならば、
映像・音のクオリティ=費用
と考えてもいいかと思います。 例えば、最近僕がよく売っている「取材撮影から編集までコミコミ10万円で作る求人動画」だと、動画の筋書きは完全お任せ(クライアント様の要望は聴きはするけど反映しなくても文句言わないでね)+撮影カメラはiPhoneのみ。ジンバルやライトは使うけどそれだけ。あとはそこそこキレイに編集して提供っていう感じでも、「あぁ、これでぜんぜんOKじゃん!」っていう方も実はすごく多いのです。もっとも、せっかくお金を出すんだし、会社としても資産になるから、しっかり作りたいっていうのであれば進め方はぜんぜん違うのですけどね。
で、なぜここでお金の事やら誰が撮るか何で撮るかだとかそういう話をしたかといいますと、絶対的な鉄則がここに潜んでいるからです。それは何かといいますと、
高いクオリティで撮影素材を撮らないと、編集段階でそのクオリティを高くするのは物理的に困難
早い話が、撮影時点でいろいろケチると、ケチったなりのものしかできませんよという話です。なので、安く作るにしてもちゃんと予算をかけるにしても、どのクオリティでよしとするかというのは真剣に考えてから案件を進めることをお勧めしますし、僕がかかわる場合は、そういう話をちゃんとします。予算的にできることとできない事とありますから。
さて次回は、動画撮影時にどう素材撮りをしていくか?という事をお話していきます。特に、採用動画の場合、どういうコマ割りでどういう素材をどう撮っていくか等、つっこんだノウハウを書いていこうと思ってます。
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